たかが人生

ある方とお話をしていて、久しぶりに思い出したこと。

「障がいのあるお子さんの大変な子育てをしながら『たかが、人生』と言いきったお母さんがいましたよ。」

と、障がい児の相談窓口の相談員に言われました。次男が、小学校に進学する前の年、普通学級に入れるのか、今でいう「特別支援学級」に進んだ方がいいのか。市町村によって、障がい児童への対応方法(常設か通級)が異なっていて、住む場所や進学後の就労について大きく影響を受けるので、県の相談機関を訪ねたのですが、その時に言われた最後の言葉でした。

『たかが人生』というより、『たった一度の人生』と思っていた私には、そう言えるお母さんが理解できませんでした。子どもが生まれるまでに描いていたイメージが、全て真逆のものとなり、自分の人生の時間を子どもに奪われてしまったような気持ちで、何故こんなことになったんだろう、自分の選択のどこが間違っていたんだろう・・・そんなマイナス思考がぐるぐる渦巻いていました。

『発達障がい』という言葉が、まだ小学校の校長先生まで伝わっていなかった当時、学校や学童保育、近所の人達に受け入れられず、親戚にも『うちの血筋には、そんな人間はいない』と、誰にも辛さや困難さを理解してもらえない四面楚歌の時代でした。

でも、ある障がいのあるお子さんを育てる先輩お母さんに

『障がいのある子は、この世に最後の修行にきているの。もう生まれ変わりのない最後の修行。だから、普通の親じゃだめなの。ちゃんと育ててくれる親を選んでくるの。』

そんな風に、言葉をかけて頂けたとき、本当に涙がこぼれました。

また障がい者の親の会の先輩には

『親亡き後に、この子が生きるのに大切なことは、身の回りのことをできるようになっておくこと。親がいなくなれば、兄弟姉妹に面倒を見てもらうことになる。少なくとも、家事の手伝いができれば、兄弟姉妹の役に立てるから、家族に邪魔者扱いされないでしょう。』と教えて頂いたこともありました。

あれから20数年経って、同級生と同じスピードではないけど、しっかりと自立の道を歩んでること、潜在的な力を少しずつ見せてくれていることに、大きな喜びをもらっています。そして、冒頭に言われた言葉が、今はとても良くわかります。私のことを強いと言われる方もいるけど、そうじゃありません。私はこの子を通じて、とても多くのことを学ばせてもらい、気付かされたことがたくさんあったんです。
もし『障がい』という生きにくさをもっていなければ、あるいは、困った課題をもっていなければ、人間の成長の段階を丁寧に見たり感じたりすることもなかったし、『障がい』をもつ人の周囲にいる家族や支援者の想いを知ることもありませんでした。そして学校の制度や福祉制度のあり方が、本当に支援に向かっているのか、新たな二次障がいや自立の機会を奪っていないかと、幾度も考えさせられる経験もさせてもらいました。

そして、医学や子育て本、子育てアドバイザーの支援がほとんど課題解決に繋がらないことが、御神仏やご先祖への意識を強く向けるきっかけにもなったように思います。この子を通じて、どれだけたくさんの奇跡を見せられたことか。

人間は困ったときにこそ成長し、平穏な日常が継続できることへの感謝を知ることができます。
『障がい』と呼ばれる個性を持って生まれてきた子たちは、自らたくさんの困ったことを経験するシナリオを作ってきた勇気ある魂です。そして、乗り越えられる力をつけるためのきっかけや出来事も、ちゃんと用意しているはず。それは、育てる側の親もきっと同じはず。共に成長できる。
子どもの将来を心配して、親が作ったシナリオ通りに生きさせようとすることをやめて、この勇気ある魂の力と、この子を見守る守護霊やガイドを信じて、ひとりの人間として尊重するという気持ちになったとき、自然と次男の生活環境の流れが変わってきたと感じています。

誰もが迷いや困難にぶつかって、乗り越えようとするとき、人生について考えるのでしょうが、最後に行きつくところ、私たちは魂の成長のために、自ら作ったシナリオを実践しながら、多くの感情や想いを経験してるんですね。たとえ親子であっても、自分以外の誰かの『目的』を、大きく歪めてしまうことは、やってはいけないこと。障がいのあるなしに関わらず、家族関係や人間関係にストレスや矛盾を感じたら、そこを意識して見ると答えが出てくるかも知れません。

生活環境や生き様は不平等に見えるけど、自分の作ったシナリオを生きるということにおいてはみんな平等。
今日も自分の人生を、楽しんで過ごしましょう。

天界の皆さま 
私たちの魂を導きをくださり 
ありがとうございます
私たちの心を支えてくださり 
ありがとうございます
私たちの今をお守りくださり 
ありがとうございます

宇宙の天命が 全うされますように
地球の天命が 全うされますように
日本の天命が 全うされますように
神々の天命が 全うされますように
人々の天命が 全うされますように

今日もお読みいただき ありがとうございます

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