お盆に思うこと
7月も半ば、お盆を迎えました。
世の中的には、8月がお盆という地域がほとんどですが、田舎では7月にお盆を迎えるところもありますね。
人が亡くなった後は、すぐ成仏できるか(5次元以上に上がれるか)というと、それぞれの宗派によって異なると聞いたことがあります。例えば、未成仏霊で4次元世界をさまよっている御霊を成仏させるとき、キリスト教の信者であれば、キリスト教、神道であれば、神道のやり方でないと、未成仏霊を上げることが難しいと、教わった記憶があります。
お盆は、仏教でいうところの『あの世』の扉が開き、故人が家族の元へ帰ってくる期間。その扉は、7月盆で言えば7月10日頃から、8月盆で言えば8月10日頃から開き、有縁無縁の多くの御霊が、こちらの世界へ一斉に戻ってくるので、感じやすい方は眠気が強かったり、肩が重かったりと、体感される方も多いはず。最近のお盆休みは、里帰りというより、休暇で旅行という方も多いですが、日本人の多くである仏教徒は、普段離れ離れに暮らす家族が実家に集まり、お墓に故人の御霊を迎えに行って、家族みんなで過ごすひと時を楽しんだのだと思います。
コロナ騒ぎで、多くの方がお盆の里帰りを控えた2021年頃、私たちがお墓参りに行った霊園で、視えない方から声をかけられました。
『助けてください。助けてください。どれだけ待っても、家族が来なくて・・・とうとうあちらに帰れなくなってしまいました。』
8月17日頃だったと思います。私たちも仕事の都合で、この日にしかお墓参りにいけませんでした。お盆にご家族をずっと待っていた故人は、コロナ騒動で墓参りに来れなかったなんて知らなかったのだと思います。
『今、新型コロナという流行り病があって、外出を控えている人も多いので、ご家族が来れなかったんでしょうね。来たくても来れなかったんだと思いますよ。許してあげてください。あなたのお墓はどちらですか?』とお尋ねすると、『延命地蔵』と答えられました。ウチのお墓の2つくらい向こうに、確かに小さなお地蔵様のある真言宗のお墓がありました。当時、真言宗で得度していたので、この方にはそれがわかったようで、そちらを先にお参りして、読経でお送りいたしました。
お盆には、御先祖様のためにたくさんのお供えも用意しますが、生前の欲深さで『餓鬼道』に落ちた死者達は空腹でありながらも、飲んだり食べたりできない地獄を味わっています。その御霊のために『水の子』というきゅうりとナスを使ったお供えをしたり、お寺では施餓鬼法要を行ったりします。
お盆の最後には、送り火で御先祖様があちらにお帰りになるのをお見送りします。
こんな仏教的な儀式や考え方が、世界中の全ての故人に当てはまるとは限らないのですが、でも、仏教徒にとっては、この一つ一つに意味があり、この意味を思いながら、心をこめて丁寧に故人と向き合うことが、本来の供養であると思います。お坊さんが来てお経を読むことだけが供養ではありません。
また仏教徒は、亡くなった日から7日毎に、生きていた時代のことについて、閻魔大王から裁判を受ける。その時に、弁護士役をしてくれるのが、十三仏と呼ばれる仏様。
- 初七日:不動明王
- 二七日:釈迦如来
- 三七日:文殊菩薩
- 四七日:普賢菩薩
- 五七日:地蔵菩薩
- 六七日:弥勒菩薩
- 七七日(四十九日):薬師如来
- 百カ日:観音菩薩
- 一周忌:勢至菩薩
- 三回忌:阿弥陀如来
- 七回忌:阿閦如来
- 十三回忌:大日如来
- 三十三回忌:虚空蔵菩薩
その日ごとに担当される仏様は違うので、その仏様を拝みながら、故人が無事その期間を終えられることを祈ります。亡くなられた日を一日目として、七日毎にお坊さんがお経を上げに来て下さる宗派もあります。故人とともに、精進料理(肉魚を避ける)を四十九日まで続ける方もいらっしゃいます。そして、四十九日目にようやくあちらの世界へと旅立ちます。
仕事の都合だから、とか、親戚が遠くて来れないから、とか、生きている人達の都合で、法要の日程をずらすことが当たり前の時代ですが、本来の意味を知ればこれは全く故人のためにはなっていなくて、形だけだから上がらないと師匠はいつも言われていました。
『故人の冥福を祈る』とは、本来そういうことかな・・・と思います。
こういった習慣や文化は、確かに宗教家による洗脳の部分もあるかもしれません。けれども、全ての人が学校などで学ぶという時代ではなかったときも、家族や地域で大切に守られてきた習慣や文化が、日本人のDNAに引き継がれてきているものにたくさんあると思います。
カルマ(過去世の因縁)の解消も、今生きる自分の中の目的で課題であり、それは血族のDNAによって引き継がれているものも含まれます。仏教は、輪廻転生とカルマという概念に向き合ってきました。カルマの解消は、当然、自分の波動を上げていく上でも、とても大切なステップのひとつ。このしきたりや習慣を理解して心を向けることには、大きな意味があると思います。
栄えるお家は、御先祖様を大切にし、頻繁にお墓参りに行ったり、きちんと法要をされている・・・と、ある和尚様が、動画で話していました。
宗教の洗脳と頭ごなしに否定することや、こうした文化を、現代風に崩しながら、本来の大切な意味合いを壊し、家族や親族との関係を希薄にしていっていることも、日本民族の力を弱めている要素の一つかもしれません。
あなたがもし、見送られる立場なら、残された家族の姿に何を見ますか?
天界の皆さま
私たちの魂を導きをくださり
ありがとうございます
私たちの心を支えてくださり
ありがとうございます
私たちの今をお守りくださり
ありがとうございます
宇宙の天命が 全うされますように
地球の天命が 全うされますように
日本の天命が 全うされますように
神々の天命が 全うされますように
人々の天命が 全うされますように
今日もお読みいただき ありがとうございます