悪霊となって甦る
尊敬していた△先生が、悪霊となって甦り、御神事の邪魔をする
これは、以前お世話になった古神道の一派である集団の故O先生が残された記録のページにあったお話です。
故O先生は、もともと公務員のお仕事をされながら、御神託を受け、自ら手弁当で、お弟子さんを育て、九州を中心として、日本全国を周りながら、御神事をなさってこられたお筆先の先生です。そのお弟子さん方も、みなお筆先を降ろされる方々で、現在は独立してそれぞれの道を歩まれています。
昭和の時代、この集団がこの先この御神事をしていく中で、古神道の一派として認めてもらうことが必要な時期があったそうで、そのために古神道の有力な方の推薦状が必要だったそうです。神計らいがあって、中でも権威のある△先生と言う古神道一派の党首の方に御縁が繋がり、この一派が無事、古神道の一門として認められたそうです。
目に見えない神々の世界から、この一派の信頼はとても厚かったようで、中でもお弟子さんのおひとりに守護神を連れて行かれたので返して欲しいと、ある高僧がわざわざ関西から九州を訪ねてくるほど、力を持った集団でした。
平成の初め頃、北部九州を中心として、15年近くかけて進めてこられた御神事の集大成といえる大祭をされようとしたとき、準備の段階から、様々な邪魔が入りこんで、スムーズに進まなくなったそうです。その頃、亡くなられた△先生。御縁が繋がってから、とても厳しい指導や助言もおありだったようで、厚い信頼と尊敬を置かれていたこの△先生は、長い修行を終え、望み通り仙人として神上がりをされたと思っていたところ、実は悪霊となって、この大祭をことごとく阻んでこられたことがわかったと書かれておられました。
その本はすでに無くなってしまい、私のウル覚えの記憶ではありますが、お弟子さんの車の調子が悪くなったり、急に憑依が入って、おかしな発言をしだしたり、明らかに邪魔をされていて、どのように解決されたかの詳細はわかりませんが、尊敬する恩師でも神々の前で悪霊となれば、これを討つしかない。心が大きく揺さぶられる中、そんな大きな決断をされて、無事に大祭を終えられたと記憶しています。
福岡に暮らすほとんどの方が、このことを知らないと思いますが、そんな方々の人知れぬ修行と御苦労のもとで、私たちはこの地に平和に暮らさせて頂いてます。
私を厳しく叱って下さるお弟子さんのひとりが言われます。
最近、ゆかりの神社に行くと、パワースポット巡りと称して、子どもを連れた集団が写真を撮りながら歩いてる。子どもは好き勝手に、あちこちを歩き回って騒ぎ立て、他の参拝者に迷惑をかけているけど、親はみな我れ関せず。集団の一人は、『神様のエネルギーが・・・』と大きな声で説明してて、みんなこれを夢中になって聞いている。
『私は、こういう人たちに会うと、毎回説教するのよ。
神様を云々という前に、目の前の子どもをきちんと躾けなさい。
他者に迷惑をかけないよう、端っこを歩いて、神様に向かっての身なりと礼節を整えなさい。神様に対してとても失礼。
神様神様という前に、人としてきちんと生きることが、一番大事。』
△先生のように古神道の一門を引っ張るほどの、この道の大ベテランであっても、ちょっとした心の闇に魔は入り込み、魔物の餌食となってしまいます。
ましてや、私たち一般人は、日々の多くの刺激にさらされ、スキマが多分にあって、入り込まれやすいから、『神様神様と言う前に、人としてきちんと生きることが、一番大事』だと。『クレクレ』欲のある人には、魔物が簡単に入り込み、本人は『当たる』ので、なかなかこれに気付きません。
また、本物の神様は、その者の学びにならない段階で、易々と答えはくれません。素直に、誠実に、神の求める人間に近づくしかありません。
今、ライトワーカーにも、2極化=選別の時が訪れています。どちらの道を選択するか、自分次第です。
地球の天命が全うされますように。
日本の天命が全うされますように。
神々の天命が全うされますように。
皆さまの天命が全うされますように。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。