2017/7/11 朝 仏前
己れのことを 怒りおるわけではないぞ。
この道 歩む者であれば、
必ず 己れの弱さに ぶつかりて
これを 乗り越えねばならぬ。
神の如き 心持ちて
人の先に立ちて 歩みたるならば
尚のこと 己れの心をひとつに
芯を しっかり 持たねば
何ひとつ 成し遂げることが できないであろう。
神も 仏も この者使ひて
何ができようかと 困りてしもうて
何ひとつ果たしえぬ。
我が心を 治め、
静かに ただひたすらに
神と仏の心 信じ 委ねきれる 心持ちになりて
このひとときを 一心に無に なりきれば
人の世のことなど 常に虚ろふものたれば
いかようにか 思いありたりて 致し方ない。
常に 御仏の前にありて 思うように
心鎮めおられることが 良きことなれど
この世 生くるは、己れとの戦ひありて
病もあれば 人の患いもあり、
心 おだやかならぬ こともある。
常に 仏の心持ちて 生きらるるなら
働きおりて この道にあらず 仏に至るであろう。
学びの人生を 生きおれば、
良く 悪くも 心荒げ
人を 悪く思うこともありて 学ぶことあり。
いつも とは言わぬが、
この 仏の心となりたるよう
努力するを 忘れるな。