高野山 初参拝を終えて
このたびの高野山参拝。
仏前の夕のお勤めに、ふと思い立って、わずか2日後の出発。
2日間雨天との予報にもかかわらず、用意した傘も雨合羽も一切使うことなく、公共機関の乗り物も順調に乗り継ぎ、骨折の足にも負担をかけず参拝させて頂くことができました。
あー、やっぱり呼ばれてた。と、まさに実感です。
今回の目的は、『お大師様にお会いすること』
でしたから、いわゆる観光地は廻っておりません。
ただ、初めてこの地を訪れて、感じたことは、比叡山とはまったく違うエネルギーの流れでした。
奥之院のお大師様を一番感じられると言われる地の気は、これまで感じたことのない、とてもとても大きなエネルギーの塊といった感覚でした。
そしてそれを取り囲むように、お大師様を慕い愛する多くの方々の愛情があふれている感じがいたしました。
私の魂は、比叡山を故郷に持つ者です。日々の読経の時、過去世の衣をまとったお坊さんの姿がいつも重なります。
かつて、弘法大師(空海さん)と伝教大師(最澄さん)が、経典の貸し借りで仲違いになったという話もありますが、私は全くそんな風に思いません。お互いのお心の深いところで、それぞれの立場で仏法を教え広めることに尽力をされてることを理解しあい尊敬しあい、また、そのお心を今の世にこうして伝え残しこられ、今なお私達のために働き続けていらっしゃると思うのです。
このたび、お大師様が私にも門戸を広げ、受け入れて下さるという温かい御言葉をかけていただいたことは、更なる学びをもって魂の学びを次の段階へ進めよと、背中を後押しして下さったことと思います。
あぁ、やはりお不動様が導いて下さっています。
さぁ、次は何が起こるかわかりませんが、その日に備えて精進精進を重ねていきたいと思います。合掌