2018/1/5 朝 仏前
【御言葉】
素晴らしいことに 気付いたの。
一番大切なること
御仏に頂いた言霊を 今一度読みたれ。
生命(いのち)のありて
これに生かさるることの意と その深き想ひ
己れの感じ入ることに 染み入りてわかりたるが
まことまこと 意のあることであろう。
辛きことが あるけれども
これがまた 己れを生かすものと気付きたれば
これに 怒り鎮めたりて
ここからまた 生き抜かんとするものなり。
悲しみのり越え 我が力にて歩み行きたるは
またこれが 己れの力を強くしたりて
我が心を 満たすものとなりたる。
みな 深き愛に満ちたる 御仏の導きたれば
悲しきことに非ず。
世の学びたるは
悪しきことも 多くあるように見えたるが
泥沼から蓮の華(はな) 咲きたるごとく
我が心に 光満たし
自ら咲きたる者に 成りたらん。
我が春に 美しき花 咲かせたらん。
【妙心のひとこと】
私が頂いてきた多くの御言葉も、いつもとても愛情あふれ、深いものですが、やはり頭で理解していても、心の奥底に届いて、身に染み込んでいく・・・そんな状況に至るには、やはりそれを自分自身の体験、経験により、実感していくことに勝るものはありません。
私たちの日々の暮らしの中で起こる出来事は、喜びに満ち溢れ、ラクで楽しいことばかりかと言えば、その反対で、嫌なこと面倒なこと、苦労することも多いものです。けれども、その日々の出来事の中で感じられた思いの中で、頂いた御言葉の意味が、深く心に染み込んでいく経験をさせられています。そのことが、とても大切なことなのだと・・・
怒りの心には、悲しみの感情が隠れ、悲しみの心には、怒りの感情が隠れています。その怒りや悲しみの感情を手放し、許しの心に変えることで、一歩前進する。そうやって、自分の心が強くなっていくことで、心が満たされていくと仰っています。
ストレス社会と言われる日々の暮らしですが、私たちの心が喜びの意味を深く知る、そういった学びの場を与えられているのだと気持ちを切り替えてみると、心が軽くなるかもしれません。
私たちが、日々乗り越えていく小さな試練と、これに得た喜びの積み上げが、やがて美しい花となって開く日がくることを信じてこの人生を生き抜きたいですね。