2017/6/1 朝 仏前

霧の中を 歩くが如く

深き 迷いの中にある者が ある。

そなたを想いて どのように成すべきか

聞いておるようじゃぞ。

されば その者に

この言葉を 渡しやるが良い。


御仏の心に触れ

これが 真実(まこと)かどうか

人に 問うならば

真実(まこと)の心見せ

人の想いを 汲みやりて

共に 苦楽せんとする 心見せよ。

 

息の詰まる 苦しき想い かくあれど

己れの想いは 良き者に見せずとも

良き者は 知りおりて

この闇を いかに 己れが抜け出さんとするかを

見守っておる。

 

神も 仏も 同じくして

人の心の あり様を見て

これを 助くるも 助けぬも

みな 決めておる。

 

助けるに 値する心持ちて

努(つと)めおるか

あるいは これに至らぬ 何かあろうか。

 

己れの心に 我(が)があれば

神の心も 伝うる由無し。

 

日々の 心のあり様で

人も 仏も 変わりたれば

己れの心 律し

今を生きるに 何が必要か

よく考える 時を持ちなされ。

 

日々の想い 苦しきこと わかりけど

全て 己れの学びにて

いかに この時を 乗り越え行くかも

この一生を 生き抜くために

必要な 学びであろう。

 

神も 仏も 人を育つるは

まこと 厳しき試練を与うる。

己れが 心を育つるには 苦行が 必要と思いたれ。

さすれば 自ずと 人集まりて

まことの 王と 成りたろう