2016/11/18 仏前

心が無くなっておる。
多くの心の種を 使い果たした。

多くのことに気を配り 
得られぬものを得ようとした小我ゆえ
そのことばかりを 優先した。

己の心の有り方が 良くない。
己が心に 壁を作ってしまっておるではないか。
そなた自身が 何故 人と違う。
何も変わるものではない。
ただ 生き方の違うだけではないか。

みな同じように生まれ 生きておるゆえに
わかりあえぬことなど あるまいて。

そなたが神仏を 愛するように
人を愛することが できぬのか。
誰かが 己を傷付けたが故に、
未だにそれを 恨みおるのか。

己が愛する心は 何者より美しい光を放つ。
されば その光に集まりくる者が多くあるのは当たり前。

そなたは 神の子、仏の子であらんとするならば
神仏の一体となった振る舞いに なさねばなるまいて。

そなたが 愛するものの素晴らしさを
体現できずにどうする。
どれほどの深い愛で、
(神仏が)慈しみ下さるかを 告げねばならぬ。

そなたの計りで 計るのではなく
神仏の体現となれ。

そなたの心には、いつも仏がおるではないか。
案ずるではない。