私を選んできた子だから大丈夫
まもなく次男が、ひとり暮らしを始めます。30歳を過ぎてひとり暮らしなんて・・・と思われるかもしれませんが、3歳を前にして保育園の先生から、『きちんとした検査を受けて、必要な支援を受けられた方が、きっと〇〇君のためになりますよ』と言われ、『発達障がい』という言葉を初めて告げられた次男の巣立ちなのです。
保育園から始まって、何度か発達検査を受けましたが、すべてIQは標準より高いけど、満年齢を基準に一つ一つの能力を数値化すると、年齢より±10歳以上の差があって、能力の大きなばらつきによる生きにくさがありました。当時、学校を卒業してから、どうしたら働けるようになるのか、そんな道筋も見当たらなくて、勧められるままデイケアに通うこと数年。でも、このまま過ごしていても、親亡き後どうするんだろう・・・と、ハローワークの障がい窓口への相談に始まり、就労移行支援事業という職業訓練を経て、ある大手病院の清掃の仕事をさせて頂けることになりました。
この病院では、毎年障がい者の雇用枠で一定の人数を採用し、ジョブコーチのような上司が、彼らの特性を理解しながら、ちゃんと業務が遂行できるように指導してくださってます。次男が働き始めた当初『いずれ、親は先に亡くなります。常に親に頼っているようでは、親亡きあと困るのは本人なので、働くことを通して、親と関わりなく、本人が信頼して相談できる人間関係ができて欲しいと思っています。』と職場の上司とお話ししたことがありました。この恵まれた環境に働き続けて、かれこれ7年も経ちました。
今回の次男のひとり暮らしのきっかけは、同居していた私たちがこれから遠方へ移転することを決めたことが理由でした。このまま一緒に引越するか、次男はいろいろと迷っていましたが、
『信頼できる人達との人間関係を失いたくないから、ひとりで暮らしながら、今の職場で働き続けたい!』と自分の言葉で、はっきり宣言しました。
いつまでも幼さが残り、トレーディングカードのイベントがあると、週末遊び周っていた次男でしたが、どんなところに住みたいか、経済的に家賃や光熱費を払いながら本当に暮らしていけるのか、自分自身でいろいろと調べながら、時には会社の先輩方や遊び仲間に相談し、決意を固めていきました。先週、初めて不動産屋の事務所で、賃貸物件の申込書に記入をし、審査に通るのか本人はドキドキしながら過ごしていましたが、審査に通った通知を受け、今日はいよいよ「重要事項説明」を受けて契約書類に記入押印をしていました。グループホームという選択肢もありましたが、次男ならきっとひとりでも大丈夫。おかげさまで、ここまで成長したんだなぁと嬉しくなりました。
毎月、自由に使えるコズカイだけを渡していた次男からしてみれば、賃貸契約にかかる諸費用や初めて揃える家電製品やカーテン・フライパンの価格に、とても驚いていましたが、これから、もっともっと、多くの驚きを経験しながら、成長していく姿を想像すると楽しくなります。親が元気なうちなら、多少の失敗も経験して、自力で解決できる知恵を育ててほしいと思っていました。
これから、地球のポールシフトや地殻変動を受け、私たちはかって経験したことのない災害に見舞われることもあるかも知れません。もしかしたら、次男とは、どこかで生き別れになる可能性もありますが、私たちは生まれた瞬間から、みんな限られた時間を生きています。次男も、自分自身が選んだ人生をしっかり楽しんで生きていってくれたらと思います。そして、天界がもし次男を使って何か仕事をさせようと思って下さるなら、その時はきっと一緒に地球のために役立てることを嬉しく思います。
『発達障がい』と思われるお子さまを育てておられる親御さん。
周りのお子さんを見ていると、何か焦ったり、苦しかったり、心の中の複雑さと不安で押しつぶされそうな子育ての日々を過ごしておられる方もいるかもしれません。
きっと、彼らは3次元の枠組みの中には生きにくいけど、でもちゃんと成長しています。決して何もできないんじゃない。一般のお子さんと比べると時間がかかったり、理解が遅かったりするけれど、その成長の一つ一つは奇跡のように映って、私たちを最高に喜ばせてくれます。
私を選んできてくれた子だから絶対に大丈夫。そう、信じ続けると、本当にありがたいことに天界はちゃんと導いてくれます。
そして、私たち親にも、大きな学びをたくさん、与えてくれます。本当に、感謝です。神様、ありがとう。
天界の皆さま
私たちの魂を導きをくださり
ありがとうございます
私たちの心を支えてくださり
ありがとうございます
私たちの今をお守りくださり
ありがとうございます
宇宙の天命が 全うされますように
地球の天命が 全うされますように
日本の天命が 全うされますように
神々の天命が 全うされますように
人々の天命が 全うされますように
今日もお読みいただき ありがとうございます