人と生きる・・・御縁の不思議
私が教えを頂いた師匠は、得度はされていませんが密教系の祈祷師でした。
辿っていくと、この師匠は私の過去世の師僧でもありました。
直近の前世では、お互いイギリスで暮らしていたようで、何とも不思議な御縁です。
我が師匠は、いっさいの宣伝活動をされません。ごくごく普通の日本人のお名前です。
名刺も、看板も、ちらしも、当然のことながら、ホームページなども一切ありません。
相談に来られるすべての方が口コミ紹介で、私のような一般人もいれば、スポーツ選手などの有名人、経営者、公務員、さらには本職の僧侶の方まで。
予約をすることが難しいほど、いつも手帳には予定が一杯で、常にどなたかが相談に来られていました。
近年、檀家離れが増え、お寺の存続問題が大きくなってきて、僧職の方がビジネスセミナーなどに熱心に通うこともあります。
師匠はこれを心良く思っていません。僧侶が、仏様を前に人々の救済を願い拝み続けることで、この僧侶を頼みとし助けを求める方を、御先祖様やその知人の御先祖様といった網目のような御先祖様同士のネットワークを通じて、御縁をつないで連れて来られるのだと。
だから、僧侶がすべきことはセミナーに参加することではなく、ひたすら僧侶として日々なすべきことを積み重ねていくことであり、これが出来ていないお寺ほど、お寺が廃れていくと言われていました。
お寺巡りが大好きな私は、いろいろなお寺に足を運びますが、ご住職とお話をするとその違いがわかります。
さて、この師匠との出会いは、とある職場に再就職が決まったことにさかのぼります。
前職者との引継ぎのために、その事務所を訪ねたのですが、前職者が再就職するという整骨院の評判がとても良く、この整骨院を勧められて最後には家族そろって通うほどになっていました。この整骨院は、保険診療に加えて、オリジナルの保険外診療もされるいわゆる『視える』整体師さんでしたが、新たな土地を得て遠方に移転されることになりました。その際、「○○さん、この先生を紹介するから、必ずここに行って」と言われたのです。というのも、私も父も次男も霊媒体質で、我が家の家族の施術をすると著しく体力を消耗してしまうほど、多くの霊を連れてきていたからです。
あまり気が進まないけど。。。と思いつつ電話をしてみると、なかなか繋がらないと言われていた電話がすぐにつながり、訪ねることになりました。その際、私が書き溜めてきた『謎のメッセージ』のノートを見て『これは神様の言葉じゃん!間違いないよ』と教えて下さり、未成仏霊を引き上げる方法を教えていただけたのがこの師匠との出会いでした。
この再就職した職場は、高齢の社長とスタッフ2名の小さな事務所でしたが、さまざまなハラスメント問題があり、いつもスタッフが入れ替わり立ち代わりのひどいブラック事業所でした。結局3ヶ月で退職をしたのですが、最初にこの職場の面接を受け、内定の連絡をもらった時の喜びは、過去に経験したことがないほど、なぜか飛び上がるほどの喜びでした。振り返ってみれば、この前職者から間接的に繋がっていった師匠との再会を、すでに潜在意識が感じ取っていたのだと思います。
さらに、いつも愛をもって厳しいお叱りの言葉を下さる古神道の霊能者さんとの雑談話。
『先日、温泉センターでお風呂に入っていたら、同じ湯船に浸かっていた見知らぬ叔母さんから、いきなり身内の悩み相談が始まったのよ。
霊能者って、ほんとそんなもんなのよ(笑)』
この霊能者さんも、ご自宅に立派な神棚がありますが、看板も名刺も何ひとつありません。でも、不思議と人と繋がってくるのです。
初詣には、ご縁結びのご利益を求めて、私も神社を参拝しています。
良いお客様、良い支援者などなどと御縁を結んでいただけますように。。とお願いしています。
でも、その前に、私も御先祖様に信頼して助けて頂けるようになりたい。また、他者の御先祖様にぜひ子孫の成長や繁栄の為に、この人と出会って欲しいとと思われる人になりたい。そういった自分磨き・・・とても大切だと思うのです。
私たちの身近な地域コミュニティ、あるいは、職場、趣味のサークル、などなど、人との御縁はたくさんあります。
出会いのきっかけは、どんな些細なことであっても、本当に長く続く御縁であったり、過去世や新しい事業、新しいミッションに繋がるとても大切な方との出会いなのかもしれません。
だから・・・ご自分の御先祖様を大切に。御先祖様がつないで下さった大切な御縁を大切に。私たちができる日常の第一歩、始めてみませんか?
地球の天命が全うされますように。
日本の天命が全うされますように。
皆さまの天命が全うされますように。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。