開眼法要のお礼にて

【御言葉】
浮かびきた諸々の事柄が
今こうして これに結びたる深き縁
そなたの成しきたことに こうして実りたる。

この世のすべてが
上手く進み行きたることではないけれども
己れの生まれきたことの役目を
ひとつ進められたこと
まことに喜び大きいことと言えよう。

これから また新たなる学びありたるが
この学びに終わりなし。
常に 前に進み行くのみ。

お大師様にゆかりの地
これから訪ね行きたれば
これにまた 学びたること多くありたろう。

深き道の続く縁 良きことつながりて
そなたが進みたること
良き学びといたしたること 嬉しく思うぞ。

我が はいそう(配僧?)の縁(えにし)
これ受け継ぎて 良き人の道を 行きたらん。

智証大師(円珍)様(2018/1/21 夜 仏前)

 

【妙心のひとこと】
この度の開眼法要について、祭壇の仏様にお礼を申し上げました。先祖供養という言葉は、当たり前のように毎日クチにすることですが、私たち生きている間にできる一番の供養、ご先祖の望むことは何だろうと思ってきたことから始まり、こうしてこの日を迎えたこと、そして、このご縁からさらに始まる道。すべてがつながっているとつくづく思います。
かつての師僧、智証大師(円珍)様は天台宗(天台寺門宗)の高僧でした。今、指導霊として御守護して下さっていると日々感じておりますが、この真言宗という宗派での学びを今世で進めていくことを後押しして下さり、本当にありがたいことであるとつくづく感じ入りました。