2017/6/8 夜 仏前

ここにおいでになる御仏は

みな そなたのことを よう知っておる。

良き者と知り合いて 良き導きを頂き

心よりの感謝と この伴侶とともに

己が生命(いのち) 全うせんと努力しておる。

 

それは、今の世の者に非ざる想いにて

今を 悔いなく 生きんとする想い 強ければこそ

我が想い 大切にし

この社会での 人との関わりに

苦しみおること よく わかりおる。

 

そなたひとりに 限らず このようにして

己の心に 素直で在らんと する者ありて

同じ苦しみに おる者も ある。

 

世は 虚構・虚実の世界もある。

されど 己の想う世界は

己の心が 生み出したるものたれば

この世を 己の心にて

極楽たるものと することもできるではないか。

 

己が 苦とせば 苦の世になりて

己が 楽と思えば 楽の世となる。

 

今 己の心を

苦とするものの本質は 何であるのか。

ようよう 問うてみるがよい。

己の心にある 何が 苦の根源たるか。

 

されば 自ずと 答えが見えてこよう。

仏の智慧 授かりおれば わかるであろう。

そなたが 気付かねば 人を なんと導くや。

気付きて これを正す道を 己で 見つけ出せ。