2017/11/22 夜 仏前(弘法大師様)
【御言葉】
良いかな 良いかな それで良いかな
真(まこと)の心持ちて そなたが心に喜びもちて
神の前 仏の前に 座りて語りたるが
一番良きことなれば
何故に 苦しき心で合わせねばならぬ。
素晴らしき日々ばかり 続くわけではなけれども
我が一日の過ごせたる 喜び感じられてこその
喜びの語りであろう。
怒りや思ひの 深き辛い思ひにて
神仏に願ひ請うても 致し方なきこと。
我が灯(ともしび)を
己の力で 灯せるようになりて
その灯(ともしび)にて
この我らとともに 語りたる場にいたしくれよ。
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
南無大師遍照金剛
【妙心のひとこと】
感情が落ち着かず、イライラしたり、悲しかったり、そんな時が誰にでもあります。神仏に手を合わせる時は、お経を上げている時も、心の中では神仏と語らう時間でもあるので、できるだけ心穏やかに正面から向き合える状態でありたいと思うのです。実際のところ、毎日の時間に追われ、日々の暮らしに追われる中で、心がついてきていないときがある。願掛けやお約束をしている時でなければ、時にお勤めをお休みさせて頂くことも、無意味ではない。裏返せば、どんな心持ちで日々のお勤めを務めるのが良いのか、語って下さったお大師様です。