2017/11/13 朝 神前

【御言葉】

世の人々に 伝えんとするならば
神の言われることと 言うよりも
そなたが 思ひ気付きたることを 述べやることが
神のみ旨 神の御柱につながりしことに
なりたるやも知れぬ。

世の戦さの如き 人の心の争ひは、
今もなお止むことなく、
多くの苦しみを生み出しておる。

我が授かりし生命を
自ら捨つるような生き様を 作りゆく世に
我が心の弱さを言うて 責めやるは
まさに戦さの如き 心の病を生む。

神の与えし 罪の償ひは
己れ自ら この営みの過ちに気付き
世を 生きゆくことに
素直に 懸命に 歩みたることで
そなたらが いくら食い止めようとしても
この大きな引き潮は、やがて大きな波を連れ来よう。

この世に 神仏はおらぬと 申す者ありて
世に至らしめたる過去の先祖の想いも知らず
我が思ひのみに 生きる者に
神の言葉 伝わることはなかろう。

己れの言葉で これ そなたが語ることが
一番伝え易きことやも知れぬぞ。

【妙心のひとこと】———————————————————

たくさん頂いているこの「言霊の手紙」は、昔の言葉であってすぐに理解することは難しいこともあるけれども、その一つ一つの単語の意味を調べれば調べるほど、趣の深い、意味の深いことであると、思い知らされます。現代人の私が、こんな難しい言葉は知りもせず、意図的に作っている文章ではないのです。

この言葉そのものに含まれる感情を、感じ取って頂くことが一番だと思うのですが、それでは意味の伝わらない人がたくさんいる。だから、私の言葉に置き換えて伝えなさいと言われました。

すべてがそうではないと思いますが、世の中の流れの中で、日本は平和と言いますが、それでもなお、人と人との関わりの中で生じる「いじめ」「パワハラ」「セクハラ」など、心を病むような問題が、年齢を問わず発生し、皆心を病んでいると言われます。時に、生きることが苦しくて、自死まで考えてしまう人に「心が弱いから」と責めるような否定的な言葉や態度によるメッセージを浴びせ、追い打ちをかけてしまうことも少なくありません。

私たちの魂は、いずれ神や仏様のような高い次元の魂へと成長するために、輪廻転生を繰り返しています。この世に生きる期間は、魂の時間からすると、旅行のような一時的な時間で、また最も学ぶのに重要な修行場であると聞きます。この世に生まれ変わるために、どのような学びをするのか、事前に計画し、何度もダメ出しをされ、ようやっと神仏の承認を得て、この学びに最も最適な環境となる両親や家系を選び、この世に生まれ出るのです。
どんな親であれ、どんな家系であれ、自分が選んだ学びのカリキュラムを達成するために選んだ環境。そこへ生命をつないで下さってきたご先祖様方。

今を生きる私たちは、楽しさや忙しさや、目まぐるしく移り変わる世界に目を奪われて、自分自身の心(魂)に刻まれた、この世を生きて学ぶ課題を忘れかけています。
さらに、大切な食糧やエネルギーを育む自然を、近代化という名のもと破壊し続けてきました。さらに、廃棄物処理の問題も未解決のまま、原子力発電所に頼らざるを得ない電力消費の増加。

絶対に起こって欲しくはありませんが、怒りの制裁の時が近づいていると言われます。私ひとりが、この過ちに気付いたところで何も変えられないということでしょうが、この世を旅立つ最後の時までに、私たちが本来達成しようとしてきた目的を忘れずに生き抜きたいと思うのです。

そんなことを、人々に伝えてほしい。そう仰っているのです。