2016/9/26 夜 仏前

大人のたくらみにて 一様にすべからく
相深むる影に 人足らず 相まみゆる
黄金の謀りあり。

起これること すべて 久しきことたれど
黄金の社に 身を置かず
この代(しろ)の是れへ 参りたらん。

浮かれし おかの雄叫びも
はや ありなむと 思ひたれば
あからさまに 引き受くること 致したらず。

黄金の光に 行きつくも
この者のあきらめに ならんとするは
儚(はかな)き 思ひよのう。


この世に居りしころは、鵜飼をしておった。
男の中におる者から 辿りきた。
こうして 話ができて良かった。
良くも 悪くも 上がれない。