2016/5/27 朝
驕りの心を 捨て
我が 今世の働きを
全うすることが できたれば
これが一番良かろう。
我が名を知ることは たやすけれども
これは 我が身を落とし行くかもしれぬ。
己が心の 精進しかない。
驕ることなきよう これが肝心。
浮かびくること 全て 我が言葉なれば
疑うこともいらぬが 己れに厳しくもあると思え。
そなたが師 伝教大師様に 問えばよかろう。
この縁(えにし) 計らずとも
仏様に 賜りしものなれば
また 我らの生き様が
いかに稀有で 役割の大きいことか
わかるであろう。
されば その道の果てに 何が起ころうとも
御仏のゆえに あってのこと。
語らずとも ただ 前に進みゆくのみなれば
(仏様に)仕えぬことこそ あり得ぬことなり。
はや 時は遅し齢(とし)なれど
できることは 多くあろう。
早う 我が心の”たが”を 外し
語るべくこと 語りはじめねばならぬぞ。