賽の河原に待ちたる子らを これから私が迎えに行こう
【御言葉】
きれいに見えている祠(ほこら)であっても
豊かに実りし 広き道であっても
我が心の光 届きおらぬところありて
道に迷ひし 水面の子らが
悲しみおりて 待ち人の来たるを待っておる。
賽の河原に 待ちたる子らを
これから私が 迎えに行こう。
ともに参るで 道行きいたせ。
大きな光に なりやろう。
阿弥陀如来様(2018/6/17 朝 仏前)
【妙心のひとこと】
お誘いを頂いて、今日はお寺の坊守様ととある地を訪ねることになっておりました。その朝のお勤めに頂いた御言葉です。実は、この日は、十一面観音様にご一緒頂きたいと思っておりました。突然の阿弥陀様のお声かけに、驚きつつも、御仏を背負わせて頂くため、お姿を傷付けないように用意していた箱に、2尊の仏様に入って頂くとぴったりの大きさ。前日、急きょ買い物してきたときの箱がぴったりであつらえたかのようでした。
始めてお伺いするこの地はどんな所なのだろうと、楽しみにしておりましたが、実際にお伺いした所は、この言葉がまさに当てはまるようなところでした。どこであるとは申せませんが、とても自然豊かでたくさんの方々が自然を楽しみに足を運ばれておられる中で、せっかくお寺におられる阿弥陀様の光が届かない影の部分があったのでしょう。
ゾクゾクと身震いするような気の漂う道を通っていくと、光明真言とともに阿弥陀様が浄化をして救い上げて行かれるような、そんな様子を感じさせていただきました。
ご一緒下さった副住職様に、賽の河原におられるお地蔵さまの御働きのことを教えて頂いて、そうだったんだ。。。と学びの場を与えて頂けたことを深く感謝いたしました。
ともに同行頂いた阿弥陀様のお顔は、いつものようにニコニコと笑っておられました。ありがとうございます。合掌