スピリチュアル大好き人の気を付けること
私たちは、今回こんなシナリオで、こんな学びをして、いつ頃この世を旅立ちますといった企画書を作り、創造主との契約のもと生まれて生きています。今生きている現実世界のことを、通念上3次元世界といっています。
日本人は仏教徒が多いのですが、人が亡くなってお葬式をしたあと、49日目に法要とお墓にお骨を納める納骨式を行いますね。
仏教の考え方では、亡くなってからの49日間は、肉体をもたず自由に行き来している状態で、7日置きに生きていた時の記録をもとに閻魔大王に悪行を裁かれるところを仏様が担当弁護士となってサポートして下さいながら過去を振り返る、まだあの世に行く前の段階です。
49日目に、あの世の扉が開き、極楽浄土と呼ばれる天国の階段を昇っていきます。これを成仏といいます。
私たちが暮らす世界は目に見えないいくつもの層(レイヤ)に分かれていて、私たち生きる3次元、そして天国と言われる5次元、49日までの間亡くなった方の魂がいる途中段階の世界を4次元が重なりあっていると思って頂くとわかりやすいです。ちなみに、私たちが普段ご神仏と拝んでいる方々は、7次元世界の方と言われ、創造主はさらにまだはるか上位の高次元に存在しています。
私たちは、5次元から3次元に生まれ、死を通して4次元を経由し、また5次元に戻っていきます。これを繰返しながら、魂を成長させています。
亡くなった方が、自分の死をわかっていなかったり、この世に未練や心配ごとを残し、死を受け入れられない状態のまま、49日を過ぎてしまうと、あの世の扉が閉じてしまい、いわゆる未成仏霊や地縛霊となったりしてしまいます。自死すると、永遠の苦しみから抜けられないと言われる所以は、この4次元から抜け出せない状況になるからです。
4次元世界には未成仏の魂以外にも、妖怪の類や3次元に生きる私たちのシナリオ遂行を邪魔する魔物のようなモノたちが多くいます。人間として生きたことすら忘れてしまうほど、恨みつらみの思念が大きな塊となって、はるかに長い年月そこにとどまり、3次元に生きる私たちを困らせたりして楽しむモノもいます。
いつもネガティブ思考であったり、誰かのせいで自分は不幸だと思いこんだりするタイプの方は、4次元の魔物と思考や感情が同調しやすいため、注意が必要です。できるだけ笑ってポジティブ思考となるよう、日常生活での息抜きや楽しみを持つことで、彼らに近づかないことが大切です。
でも実は、スピリチュアルなお話が好きで、自分も霊能力に持ちたいと思うタイプの方も、4次元の魔物に狙われています。
なぜなら、人に影響を与えるような立場の人間を利用することで、効果的に多くの人を不幸に引きずり込むことができるからです。
もし、あなたが霊能力が欲しいと思われてるとしたら、その能力は、何のため?誰のために欲しいのでしょうか?その目的は・・?
周りから凄い!て思われて、有名になって、たくさんお金を稼ぎたい!
と、思っていなかったとしても、自分でさえ気付かない潜在意識の底に、自己肯定感を満たしたい、他者に評価されたい、金銭的な利益を得たいといった「自分のため」という欲があると、実は魔物が入り込みやすいのです。偽物の魔物が、有名な神様や仏様の名を名乗って語りかけてきます。
また偽物は、人間に気付きを与える学びの言葉ではなく、直接的なストレートな答えを与えてくれるため、とても良く当たるのです。
『私が、他の誰よりも素晴らしいから、こんな立派な神様が私に語りかけてくれるし、ばっちり当たってるから間違いない!』
という錯覚を起こさせて、神仏と人間の立場を逆転した生き神様となり、周囲の人間を混乱させ精神や人間関係、家庭や財産まで失って苦しむ姿を楽しんでいます。
7次元のご神仏や指導霊は、自らの名を明かされません。自らの心が、魔を呼び寄せることに気付けよ・・・と、沈黙のまま様子を見ているだけです。
あの霊能者に騙された、あの占い師がおかしい、人が変わったなんて話が世の中にたくさんあるのも、その先生達の内面的な変化が引き寄せていることがあるからです。
毎日このブログで語っているキーワード「大我と小我」、そして「言動の動機・目的」がとても大切なのです。
巧みな話術やテクニックで人間は騙せても、ご神仏はお見通しでその器にあった結果しか返ってきません。
そもそも、私たち人間は、みな第六感と言われる能力を持って生まれてきています。
慌てず、焦らず、自分の潜在意識に、7次元の意向を邪魔するモノが残っていないか、探ってみましょう。
「悪いモノを取り除かないといけない!」ではなく、「そうか!これは要らないものだな」と手放しましょう。
自己の所有欲を捨て、周囲を幸せにし、愛と調和のために使うという意識に置き換わる時、自然に開花してくるものと思います。