我が身の浅ましきを知ればこそ
【御言葉】
金(かね)に困りて
この世の営み悩むのも
まこと 人の生くることなれど
ここに参りし 由縁を辿れば
日々の想い 深くありて
暮れたる思ひ 募(つの)りたれど
まことの豊かは
身にありて 良う良う生きんとす 心の有り様にまことの物心 付いてくる。
今に生きんとするならば
世に与えし御恵みの
なんと多きことなるか
ようよう知れば まさに「謝」の一文字なれど
これに気付く者 まこと少のうして
己(おのれ)に 苦しみたる者ばかりなり。
我が身の浅ましきを知ればこそ
世の恵みを知りたりて
真(まこと)の豊かを得られたり。
釈尊(2018/6/2 朝 仏前)
【妙心のひとこと】
とても深い、深い、御言葉を頂きました。
転居をさせて頂き やっと1日のリズムと体調が調ってきたところですが、日々思うことは、借家ではありますが、これまでと変わらない費用負担で、これまでよりずっと大きなお部屋に住まわせて頂くことで、これまで解決できずに困っていた、様々な問題が難なくクリアされていることにとても深く深く、感謝している毎日を送らせて頂いているのです。
若い頃は、住む所も、持っている者も、どこか他人を意識して、良く見せたい、見られたい。
あるいは、良く思われたい・・・そんな見栄があったかもしれません。
嫌な事、辛いこと、本当にたくさんありました。
全てを失い、全てを手放す・・・そんな心持ちで過ごすうちに、
ただ、今日住む所があり、暑さ寒さをしのげ、食することができること、それがどれだけ有り難いことかを学ばせて頂くことができました。
御仏様と、ご先祖様に手を合わせ、
「今日も生かさせて頂き、ありがとうございました。」とお伝えする。そんな日々を重ねることで、願ってもないご縁を頂くことができました。
この尊い御言葉は、本当に自らの体験をもってお伝えしたいそんな御言葉です。