人の想いに 生かさるる

【御言葉】
世のため 人のためと
己れの道を 極めゆきなさい

世のため 人のためと 思い尽くせば
必ず 己れの光 戻りくる

意味のわからぬ 迷ひ要らず
ただ 己れのためでなく
人のために 歩めばよい

我が心に かえりくる
人の想いに 生かさるる
それでよい それでよい

2019/2/23  夜 仏前

【妙心のひとこと】
『承認欲求(認められたい。褒められたい)』という欲が満たされない時の心の苦しみに、どう向き合っていけばよいかを前日考えさせられました。それは、過剰に求める、あるいは幼少期の不足による飢餓感を受け入れ、消化できずにいるが故の苦しみであり、これは、『無』を理解することで、乗り越えることができると言われます。また、適度な『承認欲求』は成長や生きていくために人間には欠かせないものなのです。

「にわとりが先か、卵が先か」

その動機が、見返りを求める心から発し、誰かのために行動するというよりも、ただ無心にて、世の中のために、人々のために一生懸命に行動することが、結果として自分に返ってくるんだと教えて下さっています。そこに感謝の心が生まれ、人々の想いのエネルギーが循環していくことが、世界平和の礎だと思います。